2007年5月8日
カレラ3.2のエンジンオーバーホール


■itoさんから資料提供して頂きました。

今回itoさんは、通常走行後、しばらく車をとめておきその後再始動をした後異変に気が付きます。
エンジンがかなり不調になり、なんとか家に帰りその原因究明の流れでエンジンのオーバーホールとなりました。



「ガ〜ん」右バンクチェーン切れ発見どうしよう。


外したチェーンですジョイントリンクで徐々に外れていったようです。


エンジンOH決行。バルブを外してます。


たこ棒ですり合わせます。


研いたあとのピストン。


「KS」マーク。カールシュミットだったんですね。


磨かれたピストンたち。



ピストン重量測定
MIN〜MAX間約2グラムの誤差あり。
合格


バルブステムφ測定
そんなに減っていませんでした。


アルシルシリンダ壁面
つや消し塗装のような肌
特に磨耗は見られない。


腰割ってチェーンジョイントプレート捜索
各部点検するが著しい磨耗なし。


こんなところに落ちていました。


ピストン取り付け状況。


バルブタイミング合わせ。


DG,BG配線被覆割れ発見。


ぼろぼろです。
コード自体はまだ介在物もきれいに残っており中身は大丈夫そうなのでシリコンチューブを通して養生して再使用。

  
ついでにこれがスロットルバルブ全閉状態(左)
オムロンマイクロSWです。


リヤブレーキワイヤ被覆がぼろぼろだったので電気工事用のエフコテープで養生する。
(自己融着テープ)


エンジンルーム断熱シート交換。


リヤ左ショックEXマニフォールドと近すぎるので石綿テープを巻く。


エアフロメータコネクタ端子不良発見。
これがだめになると走行時ふかしたときに「がくがく」ってふけなくなります。


下がだめなもの、上が良品。


ついに完成!
途中いろいろあったのですがPCがバーストしてしまい、パーになった画像もあるんですョ。


■番外編 ドライブシャフトブーツの交換


ドライブシャフトブーツ切れ発見。


分解清掃。


OHキットを用意。


完成。




※※※個人的な感想※※※
結果原因はタイミングチェーンのジョイントが外れてしまいチェーンが取れてしまったと言う事です。
しかもその取れたジョイントが見当たらない・・・・クランクケースからの発見となったようです。
これだけの説明では簡単そうにも見えますが、実際は述べ2週間程度の作業になっており、かなりの苦労が伺えます・・
他にも写真が有ったようですが、PC問題で消えてしまったようで残念です。
作業のトラブルとして、スタットボルトを2本折ってしまい、リコイル対策をしたとの事です。

下記が今回の購入パーツ類です。皆さんご参考に!



タイミングチェーン          
39$X2


エンジンヘッドガスケットキット   
195$


エンジンケースガスケットキット    
56$


ロックタイト574          
19$


バレルナット             
25$


アンチシズコンパウンド         
7$


クラッチアラインツール        
10$


バルブADJゲージ           
8$


アクスルブーツKIT         
13$X4


エンジンインシュレータ        
59$


ヒートエクスチェンジャ茶色ホース   
16$

KsSPEEDに注文3回送料    
160$

その他
ワコーズリムーバ    10000円
たこ棒、コンパウンド   1000円
オイルストーン       500円
M8リコイル        6000円
M8クロメートボルト類    500円
耐熱ブラックスプレー   1500円
トルクレンチ      15000円




現在のレートで1ドル約120円になりまして、
合計約150000円との事です。ドル価格となっているパーツ類はKsSPEEDからの購入になっています。

今回の材料は、実際のオーバーホール用のパーツ類に足して、他にも購入をされております。
実際のオーバーホールのみと考えた場合はもっと安くなりますよね。
とは言っても、オーバーホールをすると言う事は、何か内部の不具合を直すと言う事になるので何らかの高額パーツ購入にはなっちゃうのかな!?

オーバーホールは僕の中では最終目標と言うか、夢の作業です。
いつかは・・・とは思うのですが、大変そうですよね。もっと勉強しよう!

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