2018年2月12日

アルファ147のレザーシートの補修

作業レベル★☆☆☆☆


この車を買ったときから気になっていたことが有りました。
それがこのシートの擦れて破れていた箇所です。
このアルファ147はレザーシートですが、実際は座面と背面のみ本皮で、サイドと後面は合皮となっています。
その合皮部分のスレによる破れが発生しております。
何と言っても現車確認なしで買ったヤフオクカーですので、買ってから気がついた箇所です!



縦に綺麗に裂けており、内部からほつれた糸が飛び出している状態です。



今回の補修で使用するのはこのアドカラーという革靴などの補修材です。
1本200円前後で購入できる破格の補修材です。
複数の色種類があるので、色んな色の革製品の補修ができるようです。

左のがアドベースと言う下地剤です。
穴が空いたり、敗れた部分の下地に使うものとなります。
中央がブレーで右がブラックです。
このシートは濃いグレー色になるので、2色を混ぜて調合してみようと思います。



まずはほつれた糸がじゃまになるので、ライターの火で表面を軽く炙って糸を溶かして表面を綺麗にします。



こんな感じに表面から飛び出しているような糸が無くなったので表面処理がしやすくなりました。



アドベースとアドカラーを用意し、調色をしてみます。
ベースはそのまま使用し、それが乾いてからカラーを載せる手順です。
ブラック2に対してグレー1の割合にしてみました。



まずはアドベースを切れ目に押し込んで塗ります。
寒い日に作業したので硬化まで1時間位掛かりました。



その後アドカラーを塗っていきます。
塗ったばかりで光沢具合が違いますが、乾くとあまり分からない程度の風合いとなりました。
アドベースは厚塗り出来る粘度でしたが、このアドカラーはかなりの薄塗り用のようです。
ですので、凹み部分がまだ目立って補修感が残っております。



硬化確認後再度アドベースを塗って再チャレンジしてみました。
今度は少し厚塗りにしました。



硬化後、400番のヤスリで塗りすぎた部分を削り落とします。
硬化しても弾力があり、ポロッと落ちたりせずにヤスリがけが出来ます。



再度アドカラーで色塗りです。
今度は段差も目立たず、綺麗な補修ができました。

コツとしては、アドベースがどれだけ綺麗に塗れるかということのようです。
アドカラーは、薄塗りしても下地を透過しないので、かなり薄塗りで色がちゃんと載せれます。
逆にアドカラーで形を整えようとするには粘度が低く厳しい感じでした。



ついでに運転席のドアトリムの接着剤が剥がれて垂れてきていたので、上部の縁を接着し直しておきました。

これで少しは見た目が気にならない程度になりました。
あとは写真にも写っていますが、パワーウインドゥスイッチの塗装剥がれが気になります・・


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